馳・重ねタイプS-60
S-60(円の直径60)は、馳タイプと重ねタイプの2種があります。
馳施工は円筒の頂点で馳締めし、重ね工法は二重の堅リブ方式で雨水の侵入や、毛細管現象によるすが漏りを追求した普及型の円筒葺です。
断面形状
馳タイプ
Ⅰ型
Ⅱ型
※S-60馳タイプは、働き巾(313、455mm)のほか、(376、418mm)の特寸成形ができます。
※瓦棒の改修にカバールーフとして兼用できます。
重ねタイプ
取付断面形状
許容梁間
アール成型
円筒葺(S-60)は屋根全体を1枚の長尺もので、わん曲に成型できます。
アーチ加工は、専用の成型機で、溝板にさざ波をつけながら行いますので歪みのない、美しい外観が得られます。
正面図
平面図
耐風圧強度試験(実験:財団法人建材試験センター)

正圧100~300kg/㎡時の最大変位置は、中央部(推定値-7)16.3m/m。負圧400kg/㎡の最大変位置は正圧と同位置で変位量38.m/mです。また、取り付け金具の位置(推定値-5.6)の変位量の差は、圧力105kg/㎡、400kg/㎡で、0.4~0.6m/mとほとんど変位はなく、残留変形および破損個所もありません。
馳タイプS-100
S-100(円の直径100)は、中型の円筒葺です。
加重強度に最も優れた円筒型の特徴に加え、溝板にも縦リブをつけて強度を増し、風圧による屋根の振動音を完全に防止しました。
素材や色の選択、勾配の設定などによって、設計のバリエーションが広がります。
断面形状
取付断面形状
断面性能
板厚(mm) | 単位重量 | 断面2次モーメント lx cm4/m | 断面係数 zx cm3/m | |
---|---|---|---|---|
kg/m | kg/㎡ | |||
0.6 | 3.06 | 7.47 | 39.1 | 7.6 |
0.8 | 4.02 | 9.81 | 52.8 | 10.23 |
(銅板)
許容梁間
アール成形
円筒葺(S-100)は屋根全体を1枚の長尺もので、わん曲に成型できます。
アーチ加工は、専用の成型機で、溝板にさざ波をつけながら行いますので歪みのない、美しい外観が得られます。